デバイス管理系コマンド詳細


■df[ドライブ使用状況表示]

◆説明:各ファイルシステムのサイズ/使用状況表示
◆構文:df [オプション] [ファイルシステム]
◆オプション
・-c:kバイト単位で表示
・-h:サイズに応じた単位で表示
・-i:iノードを表示
◆例文
ドライブの使用状況を表示

$ df


■du[ディレクトリ内のファイル容量表示]

◆説明:ファイル/ディレクトリの使用容量を表示(省略するとカレント・ディレクトリの容量表示)◆構文:du [オプション] [ディレクトリ名]
◆オプション
・-a:全ファイル表示
・-c:リストアップされたファイルの合計値を表示
・-h:サイズに応じた単位で表示
・-s:合計のみ表示
・-S:サブディレクトリのサイズを含めない
◆例文
カレントディレクトリの容量を表示

$ du -h


■fdisk[パーティションの作成/変更/削除]

◆説明:パーティションテーブルの表示/パーティションの作成/変更/削除等を行う
◆構文:fdisk [オプション] [デバイス]/fdisk [デバイス]
◆オプション
・-l:パーティションテーブルを表示(シリンダ単位)
・-lu:パーティションテーブルを表示(セクタ単位)
・-s [パーティション]:サイズをブロック単位で表示
・-v:fdiskのバージョンを表示
◆コマンド
・a:ブートフラグのオン/オフ
・d:パーティション削除
・l:パーティションタイプを一覧表示
・m:ヘルプを表示
・n:新規パーティションを作成
・p:パーティションテーブルを表示
・q:パーティションテーブルの変更を保存しないで終了
・t:パーティションIDを変更
・w:パーティションテーブルの変更を保存して終了
◆例文
パーティション情報を一覧表示

# fdisk -l


fsck[ディスクのチェック/修復]

◆説明:ディスクをチェックし修復
*ファイル破壊の危険有り。アンマウント後の実及び重要なファイルのバックアップを推奨
◆構文:fsck [オプション] [デバイス名]
◆オプション
・-A:/etc/fstabの全ファイルシステムのチェックと修復
・-N:チェックのみ
・-t [fsタイプ]:ファイルシステムのタイプを指定
◆例文
hda1のハードディスクをチェック

#fsck /dev/hda1


■mkfs[ファイルシステムの作成]

◆説明:ファイルシステムを作成(フォーマット)
◆構文:mkfs [オプション] [パーティション]
◆オプション
・-c:不良ブロックを検査
・-L:ext2を作成
・-n:MS-DOSファイルシステムを作成
◆例文
フロッピディスクをフォーマット

$mkfs -n /dev/fd0


■mount[ファイルシステムのマウント]

◆説明:ファイルシステムをマウント
→デバイス中のファイルシステムディレクトリとして扱えるようにする
◆構文:mount [オプション] [デバイス名] [マウントポイント]
◆オプション
・-a:/etc/fstabの全ファイルシステムをマウント
・-r:読み込み専用でマウント
・-v:マウントの詳細を表示
・-t [fsタイプ]:ファイルシステムのタイプを指定しマウント
ファイルシステムタイプ
ext2Linux標準のファイルシステム
iso9660:一般的なCD-ROM
msdos:FAT
・vfat:FAT32
・swap:swap領域
◆例文
CD-ROMをマウント

$mount -r -t iso9660 /dev/cdrom /mnt/cdrom


■umount[ファイルシステムのアンマウント]

◆説明:ファイルシステムをアンマウント
→アンマウントしないとCD-ROMなどを取り出し不能
◆構文:umount [オプション] [デバイス名 or マウントポイント]
◆オプション
・-a:/etc/fstabの全ファイルシステムをアンマウント
・-r:アンマウント失敗の際、、読み込み専用で再マウント
・-v:マウントの詳細を表示
・-t [fsタイプ]:ファイルシステムのタイプを指定しアンマウント
ファイルシステムタイプ
ext2Linux標準のファイルシステム
iso9660:一般的なCD-ROM
msdos:FAT
・vfat:FAT32
・swap:swap領域
◆例文
CD-ROMをアンマウント

$umount /dev/cdrom